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Youtuberの動画では9割くらいのつなぎが、このジャンプ・カットではないでしょうか。自分でカメラをセットして、被写体に収まって喋りまくった素材(Fixで1シーン1カット)を、要らないところだけ削除(カット)して繋ぐこと。
この繋ぎ方をYoutuberはジャンプ・カットと呼びます。
必ずしもおなじカットでなくとも、同じ対象を類似した構図や距離感で撮った2つの映像を繋いでも「ジャンプ・カット」と言うそうです。ただし、人によっては無関係な映像を連続させる(カットアウェイ)つなぎ方をジャンプカットと呼ぶ場合もあり、たぶん視聴者が「あ、飛んだな」と思う繋ぎ方が「ジャンプ・カット」ということになっています。
僕はこういう用語を日常的に使っていないし、意識をしているわけでもないので、どちらでもいいのですが、とにかく今の「動画編集」は意味もなく、意味もわからずカットとカットを繋ぐ人が多いので「あ、飛んだ!」となり、これをジャンプ・カットと呼ぶことで、編集をオーダーする人が「ジャンプカットでいいよ」と言えば、エディターは「テキトーに繋げばいいのね」という暗黙の了解になっているみたいです。
ジャンプカットについては説明不要
意味のないつなぎ方が「ジャンプカット」なのですが、尺を短縮して、情報密度を上げるという効果はどんな場合でも共通にあり、意図的に使う場合は演出効果の妙として、音楽との調和、リズム感を出したり、コメディ感を出すために使ったりします。
3分尺を1分尺にしてみたら
ジャンプカットという用語にはあてはまらないのですが、これは実際にやってみたのですが、自分が企画・演出・編集した約3分尺の音楽だけで魅せる映像(ナレーションなし)のすべてのカットを、(1カット3秒くらいでできている作品の)全カットを1秒に削って(いちばんかっこいいところ)短縮し、音楽をアップテンポに替えてみたら、全く違和感なくハイテンポのプロモーションビデオが出来上がりました。
これゴダール監督の映画「勝手にしやがれ」の逸話(当初の尺では配給できぬと言われて、単純にカットごとの尺を短くしたとのこと)として有名な話のようですが、印象派的作品はカットがつぎつぎとジャンプするように繋がっていると、むしろその世界観が強調されて妙味がでるようです。
映画: 『Breathless』(『勝手にしやがれ』)は、フランスのヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)運動の代表作であり、フランス映画史において非常に重要な作品とされている。主演:ジャン=ポール・ベルモンド / ジャン・セボーグジャンプカットは、この映画で非常に画期的な手法として使われ、時間の感覚を乱す効果を発揮しました。特に有名なジャンプカットのシーンは、主人公ミシェル(ジャン=ポール・ベルモンド)がパリの街を歩くシーンです。 ミシェルの歩く姿が、シーンが切り替わる度に途切れ途切れになることで、時間の経過これにより、視聴者は現実の時間の流れとは別の感覚に浸り、映画の非現実的な世界に引き込まれます。この映画のジャンプカットの手法は、映画界に大きな影響を与え、その後の映像表現にも影響を与えました。 』は映画史上で特筆すべき存在となっている。
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