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E.E.A.T.がもたらす情報の偏り:ブログの声はなぜ届かないのか

ブログの衰退要因

ブログの声はなぜ届かないのか
ブログの声はなぜ届かないのか

Googleのキーワード検索結果には、昔ほどのブログ記事が上がってきません。

とくに医療とか法律とか、その業界が「権威」によって守られている世界では、一般市民の声は陽の目を見ません。その原因はGoogleが「E-E-A-T」を重視しているからです。


Expertise(専門性)

Authoritativeness(権威性)

Trustworthiness(信頼性)

Experience(経験)(2022年に追加された)


この方針は情報の信頼性向上に貢献する一方で、検索結果の多様性を損なうという新たな問題を生み出しています。特に、医療分野においては、専門家による情報操作の懸念が根強く、患者が真に求める生の声である「体験談」にアクセスすることが困難な状況です。例えば、


大半が医療機関が運営するウェブサイトの記事であり、専門家によって厳選された、あるいは改ざんされた可能性のある情報ばかりが表示されます。


ほとんどが、ブロガーたちの記事の検索順位を上げるための対策を解説した記事です。

この二つのキーワードを入力する人がみんな「Google対策」について知りたいと考えているなら、Googleさん、ずいぶんしょってるなあと思います。

実は僕は「ブログの記事が検索結果に引っかからないのは何故か?」と問いたかったのです。上位に上げるための対策ではなく、Googleさんのこの方針が気に入らないので「誰か同じようなこと考えていないかなあ?」と思ったのです。まったく見つけられません。誰も思っていないのでしょうか。


マイノリティーのニーズには応えない

上記のことは、ユーザーが自身の状況に最も近い生の声を参考にしたいというニーズに反していて、Googleさんは情報選択の自由を著しく制限していると言えます。

このような傾向は、様々なテーマにおいて見られます。

E.E.A.T.は、確かに信頼性の高い情報を提供する上での一つの指標となるかもしれませんが、一方で、専門家や権威のある機関の意見ばかりが優先されることで、多様な視点や個人の体験に基づく情報が軽視されるという弊害をもたらしています。声をあげても聞いてくれる人もいない、その疎外感はその立場に立った人にしかわかりません。


ブログには権威がない?

「ブログ」のような個人の発信源に権威がないことは事実です。しかし、だからこそ、多様な意見が自由に発信され、相互に補完し合うことで、より客観的で多角的な情報が得られるはずです。Googleのアルゴリズムが、このような多様な声を排除し、特定の視点に偏った情報を優先することで、情報の透明性が損なわれ、社会全体の健全な議論を阻害する可能性があるのです。


政府・プラットフォーマーへの提言

・アルゴリズムの透明性確保や、情報の多様性を確保するための規制を強化する。

・アルゴリズムの変更によって検索結果がどのように変化するかを公開したり、特定の意見や情報が過度に抑制されないように監視する仕組みを導入する。

・ユーザーからのフィードバックを積極的に収集し、アルゴリズムの改善に活かす。



日本ブログ村のスマホアプリ「ブログみる」

ダウンロードして使ってみました。

フォローしたいブログを設定しておけば、ダイレクトで記事が閲覧できるのですね。

シンプルなU.I.なので、すでにお気に入りのブログがいくつかある人は登録しておくと便利ですね。僕の場合、自身のブログを登録して、折ある時に読み返して反省したり、手を入れる検討をしています。


Google Play


App Store



上記アプリの公開など、代表の村内さんのこうしたブログ愛いっぱいの活動に敬意を評するとともに、ぜひGoogleさんに対してブログ記事全般のAuthoritativeness(権威性)とTrustworthiness(信頼性)のアルゴリズムの変更を働きかけて欲しいなと思います。

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