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メディアを頼らない映像コンテンツづくり

60%非公開映像づくり

公共媒体(メディア)に載せないことが前提の映像コンテンツ、例えば企業の内部での情報共有を目的とした広報や、業界向けの見本市で使用する映像という映像ジャンルを、かつては“VP“ ビデオパッケージと呼び、これをつくるB2B映像制作業界はほぼ殆どの仕事が、公共媒体に載ることがない、一般の目に触れない、とても地味な仕事をしていました。いまも私の場合、約6割が非公開の映像です。


公開する企業映像の登場

しかし、ここにきてYouTubeやソーシャルメディアを利用した、一般の目に触れるB2B映像というものが増えてきて、状況は一変しました。

人目に触れることが増えたので、この業界へ参入する人も増えてきました。


つくって掲載したことで満足していませんか

ところで、動画共有サイト、SNSといった公共メディア(テレビ放送や映画館含め)は、そこで放送され、公開されているコンテンツは、その質がどうあれ、一定の視聴者は常時存在します。つまり、放送・掲載さえすれば人々の目に触れます。

このこと自体ですでに、そのコンテンツは一定の目的を得ていると言えます。媒体(メディア)に掲載されると、なぜか多くの人が「そのこと自体がすごい」と思ってしまうようで、コンテンツの出来不出来、メッセージの到達度は二の次になっています。勢い、メディアのチカラをコンテンツのチカラと勘違いする人たちも増えてきます


媒体力を0と考えて企画する

もともと私たちB2B映像制作業界は、Business to Business という1対1のコミュニケーションを仲介する存在として、クローズドの世界で働いてきました。

クライアントがターゲットとする、限られた一定の人たちが視聴することを前提に企画、シナリオをつくり、撮影し編集してきました。

媒体のチカラを借りずに、扱うテーマそのもののチカラを引き出すことに全精力を懸けてきたのです。


「媒体」は、テーマのプロフィールのひとつにすぎない

放送、公開する媒体の特性は、いまのB2B映像制作では最大限に考慮しますが、かといって、それが最優先ではありません。大事なことはあくまで中身・コンテンツのあり様だと考えています。


公共向けと非公開は、企画を分けて考えよう

昨今「動画でPR」が当たり前になってきて、多くの場合は、上記のような媒体(メディア)を想定して企画されていて、できればBUZZって欲しいと願っています。

でも企業映像というのは、本来多くのテーマが一般向けでなく、地味なものです。

BUZZらせようと奇をてらえば、むしろ信用度を失います。

まずは、地味〜にテーマを勉強して、真面目にコツコツつくっていきましょう。


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