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Tomizo Jinno

ワンマン動画・映像クリエーターに仕事を依頼するなら

近年、大企業の大規模な案件を除き、フリーランスの動画・映像クリエーターが一人で、プロフェッショナルな映像作品を制作する時代になりました。私はこのような個人で完結する動画・映像制作を「ワンマンプロダクション」と呼んでいます。

ワンマンプロダクションには、大きく分けて二つのタイプがあります。あくまで私の個人的な偏見に基づく意見ですので、もちろんすべてのワンマンクリエーターがこのふたつに該当するわけではありません。


TYPE1:カメラマン型


このタイプは、高性能なカメラやドローンなど、多種多様な撮影機材を所有し、撮影から編集までを全て自身で行うことを得意とするタイプです。最新機材への関心も高く、常に新しい機材を導入しようとします。


特徴


▶︎機材へのこだわり

高画質を追求し、4K以上の高解像度カメラを使用するのは当たり前。ジンバルやスライダーなど、撮影を補助する機材も豊富に揃えている。


▶︎編集スキル

高度な編集ソフトを使いこなし、カラーグレーディングなど、映像の細部までこだわり抜く。


▶︎映像先行

美しい映像を重視し、シナリオや演出よりも画質を優先する傾向がある。


▶︎コミュニケーション

クライアントとのコミュニケーションは必要最小限に済ませたいという傾向がある。


長所

高品質な映像を制作できる。

クライアントの意図を汲み取り、それに沿った映像を提供できる。


短所

シナリオや演出が苦手で、定番的な映像になりがち。

クライアントとのコミュニケーションが上手くいかず、トラブルに発展する可能性がある。


カメラ好き


TYPE2:演出家型


このタイプは、映像全体の演出を重視し、カメラワークや画質よりも、伝えたいメッセージやストーリーを重視するタイプです。機材は、必要なものを都度レンタルしたり、カメラマンを雇ったりするなど、柔軟に対応します。


演出家

特徴


▶︎演出力

映像全体の構成やストーリーテリングに長け、視聴者の心を掴む映像を制作する。


▶︎機材へのこだわり

撮影に必要な機材は揃えるが、最新機材にこだわることは少ない。


▶︎編集スキル

人によって差が大きく、シンプルな編集しかできない人もいれば、高度なエフェクトを駆使できる人もいる。


▶︎コミュニケーション

クライアントとのコミュニケーションを重視し、積極的に意見交換を行う。


長所

視聴者の心に響く、オリジナリティ溢れる映像を制作できる。

クライアントとの関係性が良好になりやすい。


短所

画質がやや劣る場合がある。

編集スキルが不足している場合、映像のクオリティが低下する可能性がある。



どちらを選ぶべきか?


どちらのタイプが優れているというわけではなく、それぞれの長所と短所があります。発注する仕事の目的や媒体、そしてクライアントの性格によって、どちらのタイプに依頼するのが適切かは異なります。


A. 高品質な映像を求める場合

TYPE1のカメラマン型がおすすめ。


B. オリジナリティ溢れる映像を求める場合

TYPE2の演出家型がおすすめ。


C. コストパフォーマンスを重視する場合

必要な機材や人員を最小限に抑えられるTYPE2の演出家型がおすすめ。


D. シナリオも演出もカメラ・編集技術も最高がいい場合

TYPE2の人に、TYPE1の人と組んで仕事をするよう依頼するのがおすすめ。



まとめ


どちらのタイプを選ぶかは、制作する映像の目的やクライアントの要望によって選択してください。ちなみに私はシナリオ、演出、編集は自分で行いますからTYPE2の「D」ということになります。

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