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動画・映像制作用語

【シネマティック】

C

cinematic

「シネマティック」とは、映画っぽい画質のことだと思うけれど、そもそも映画っぽいという定義が人それぞれなので、この言葉は、昔はともかく現在では定義できないというのが正直なところです。

本来の意味は「テレシネ画質」だと思います。

現在巷で「シネマティック」と言われる言葉が、ひとつの「手法」として使われていることに違和感を覚えています。ネットを波乗りして得た、シネマティックの定義を要約すると、


高画質: 4Kや8Kなど、高解像度の映像が一般的です。

アスペクト比: 16:9よりも横の比率が大きい、あるいは16:9の画面を“レターボックス”で横長にする。

美しい色彩: 色彩にこだわり、映画のような美しい映像を追求します。

ドラマチックな演出: スローモーション、ドローン撮影、光を使った演出など、ドラマチックな効果を積極的に取り入れます。

こだわりの音響: 音楽や効果音にこだわり、映像の世界観をより深く表現します。

ストーリー性: 単なる記録映像ではなく、ストーリー性のある作品に仕上げることが多いです。


だそうです。しかし、これら使えばシネマでしょうか?

私はシネマティックとは「画質」に限ったことで、現在のデジタルビデオカメラにおいて「上等なレンズを使い、fpsとシャッター速度を選択、シーンごとに色調をコントロールして、階調やコントラストで深みを感じさせる画像の質感」というような理解をしていますが、みなさんはどうでしょう。


昔、IMAGICAが開発したテレシネシステム「ムービートーン」でテレシネしたビデオ画質というのが、私はいちばんしっくりきます。ハイビジョンが定着する以前のコマーシャルは、35mmフィルムで撮影して、そのネガフィルムからダイレクトでこのテレシネ(ムービートーン)して、それを素材としてビデオ編集するとシネマティックな質感の映像ができがあがりました。



結論


シネマティックとは、みんなが勝手にイメージしているものだという結論です。

上記の3つめ「美しい色彩」これが正解かも知れません。

「ドラマチックな演出」「こだわりの音響」「ストーリー性」は???です。


シネマティック

​【関連用語】

1. コントラスト


明るい部分と暗い部分の差のこと。コントラストが高いとメリハリがあり、低いと柔らかい印象になります。



2. 彩度


色の鮮やかさのこと。彩度が高いと鮮やかで、低いとパステル調になります。



3. 明度


色の明るさのこと。明度が高いと明るく、低いと暗く見えます。



4. シャープネス


画像の輪郭の鮮やかさのこと。シャープネスが高いと輪郭がはっきりし、低いとぼやけた印象になります。



5. ディテール


画像の細部のこと。ディテールが豊富だと、細かな部分まで表現されています。



 

 

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